• Yoko Yoshimoto

「ジョン・レノンとオノ・ヨーコ “ベッド・イン“ 愛と平和のために」

最終更新: 4月17日


・“ラヴ&ピース”世界平和をPRするために、ロック歌手、ジョン・レノンと、その妻で前衛芸術家であるオノ・ヨーコが、一週間、ホテルの一室を借りた。今からちょうど50年前の、この「ベッド・イン」パフォーマンスの注目度は高まった。ジャーナリストたちは、当初スキャンダルを期待した。

カナダのモントリオールのホテルの一室は、多くの人々が歌い、盛り上がった。彼らの大半は、メディア記者や、カメラマン、そして、ミュージシャンたち。数人の仏教の僧侶までが、太鼓を鳴らし歌い踊った。ジョン・レノンは、ベッドの中央に座り、ギターを弾く。その隣に、妻オノヨーコ。二人ともパジャマ姿。窓や壁には、平和のメッセージが書かれたポスター。その奇抜な光景の中に、一つの歌が生まれた。平和の賛歌、“Give peace a chance(平和を我等に)“

ベッド上のフォーク

非暴力による反戦

「平和のためのベッド・イン」と、ジョン・レノンとオノ・ヨーコは、そのパフォーマンスを呼んだ。暴力追放の討論会、あるいは、学生の平和運動の座り込み抗議の流れから、’60年代末のアメリカと西側諸国で、ベトナムの反戦運動の気運が起こった。

“ヘア・ピース”や、“ベッド・ピース”などの手書きの大きなポスター。オノ・ヨーコとジョン・レノンが、このイベントのために書き上げた。

芸術史家のアンナ・レール氏は言う、「このベッド・インの活動は、学術的に研究された。そのコンセプトは、オノ・ヨーコならば、十分に考えられたこと」と。

「私たちは、7日間、10時から22時まで、ベッドにいます。そして、平和について語ります。」

結婚したての芸術家ペアは、彼の大きな知名度を利用して、ハネムーンを兼ねて、平和を訴えようと考えた。1969年の3月25日の夜、二人はアムステルダムのホテルのプレジデントスイーツを借りた。そこには、ヨーコが2度目の結婚の際にもうけた5歳の娘も同行した。部屋は、来訪者でごったがえした。このほんの数ヶ月前、レノンとオノは、彼らの最初のアルバム「Two Virgins」のカバー写真に、二人の全裸の写真を使っていた。よって、多くのジャーナリストは、この「ベッド・イン」のイベントに、大きなスキャンダルを期待した。

「その期待感は、常軌を逸していた。つまり、彼らはセックスの公開を想像した。」

しかし、猥褻なことはなく、二人の活動芸術家は、手を握り合って、はにかんだ様子で、ベッドに寝ていた。そして、公式会見のように、来訪者を歓迎した。大勢の人々が、ひっきりなしに次々とやって来た。ジャーナリストの中には、彼らと一緒に、平和活動をする者もいた。

「椅子に座ってするよりも、ベッドの上でする方が、平和を訴える効果は大きいのか」という、ボストンから来たレポーターの質問に、ジョンはこう答えた。「平和のメッセージを、石鹸のコマーシャルのように、宣伝効果を大きく届けることが、このベッド・インの目的です。何より、ベットの中の方が楽です。」

このアムステルダムのイベントの後、二人は、ニューヨーク、もしくは、ワシントンで行うことを考えていた。しかし、レノンの大麻所持の罪で、アメリカへの入国を拒否された。そこで、2回目の平和イベントは、モントリオールのホテルスイーツが舞台になった。それは、ドキュメンタリーフィルムに記録された。

ホテルでの二人の平和活動は、7日間で終了。彼らは、熱狂した人々に歓迎された。ジョンの言葉に、「私たちは、平和を享受できる、もし、私たちが望むならば。OK!Peace!」


作;Alfried Schmitz(2019,3,25) 訳;Yoko Yoshimoto


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