• Yoko Yoshimoto

「葉を取り除く作業」

最終更新: 4月17日


夏場は、葉っぱを切る作業が行われます。葉っぱは、機械で切り落とされます。機械は、ブドウ樹の列の左側を走ります。よって、右側の列のブドウ樹の葉っぱを切り落とすことになります。機械の進行と共に、ブドウ樹の両サイドと上端の3方向の葉っぱが、同時に切り落とされます。葉が茂りすぎると、光合成が盛んになり、栄養が行きすぎます。それを防ぐために、葉を切る作業があるのです。それにより、ブドウがゆっくりと完熟し、秋になり高品質なブドウが期待できる訳です。

夏場のブドウを絵に描くと、こんな感じです。葉っぱが上に高く伸びると同時に、サイドにも茂ります。特に、上への樹勢は食い止められません。よって私達は、葉を切ってしまう訳です。

次は、葉をむしり取る作業です。それは、機械で行う場合と手作業とがあります。多くのメーカーは、機械だけを使います。それは、効率的だからです。取った葉を吸い取る機械まであります。また、機械と手作業とを組み合わせる蔵元も多いです。最初、機械を使って、その後、手で葉をむしり取ります。手作業は手間ではありますが、きめ細かな仕事が出来ます。葉を取り除くことによって、ブドウの周りの空間が開き、風通しが良くなります。それにより、ブドウの実により多くの日光が当たり、後のワインの品質向上が期待できます。しかし、葉を取る最大の利点は、病気の予防です。べと病などを起こす、ペロノスボラ属の病原菌は、湿気を好みます。だから、風通しを良くし、より多くの日光を当てる訳です。

2016年は、蔵元にとって難しい年でした。ファルツ地方は、雨が多く、病気のリスクが高まりました。病原菌は、高音多湿を好むため、私達の南ファルツ地域のブドウ農家は、気を使いました。通常、葉を取る部分は、太陽光が当たる南側だけなのですが、この年は、多くの蔵元が、両サイドの葉を取り除きました。それにより、風通しを良くし、より速く乾いた環境を作り出しました。また、手作業は、病気の葉や、未成熟な葉などを発見し、取り除く目的もあります。

それでは、私たちファルツ地域のワインを、楽しんで下さい。乾杯!!


出演;Phillip & Patricia (2016) 訳;Yoko Yoshimoto 協力;Werner Zitzl


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