- Yoko Yoshimoto
「エゴン・ミュラーのラベルが盗まれる」
最終更新: 2020年9月4日

この週末に何者かが、かの有名なドイツワインの蔵元、エゴンミュラー家に侵入。高価なワインのラベルが盗まれた。
そのワインのラベルは、「2018年産のトロッケンベーレンアウスレーゼ」、合わせて50枚。蔵元は、すぐにFacebookに呼び掛けた。彼のワインは、アウスレーゼでもオークションで一本10,000ユーロの値がつく。
警察は、具体的な手がかりを掴んでいない
具体的な手がかりは、まだ掴めていない、とザールブルグ警察の報道官は語る。また、窃盗事件であるかどうかも、まだ公表していない。ただ、ラベル以外の物が盗まれていないことは、分かっている。
エゴン・ミュラーは、世界屈指の高値の付くワイン
犯人は、おそらくそれに見合うコルクと瓶が必要となるだろうと、モーゼルワイン協会のアンスガー・シュミッツ氏は言う。エゴン・ミュラーのワインは、世界でも屈指の高値の付くワイン。偽造に使う安いワインでは、中身が全く合わない。
盗まれたラベルには、通し番号が振られている
エゴン・ミュラーのワインは、とても生産量が少ない。よって、ラベルには、通し番号が振られている。蔵元は、盗まれたラベル50枚の番号をすぐに公開した。それが、盗品とすぐにバレてしまうか、その計画が頓挫することを祈っている。
市民に助けを求める
しかし、偽造されたワインが、既に売られている可能性もかなり高い。その番号の振られた瓶を見つけた人は、すぐに連絡するように求めている。
作;SWR(2020,9,1) 訳;Yoko Yoshimoto